2019年セミのぬけがら調査集計結果

小平中央公園の林で行う2019年のセミのぬけがら調査2回が終了しました。

暑さのため、第一回はスタッフのみで行い、第二回は調査地ごとに参加確認をしながらの調査となりましたが、子どもたちはどんどんぬけがらを見つけ、見分けられるようになっていました。暑いけど、どんぐり林の中は風が吹くので救われます。

自由研究に使うお子さんもいるようなので、ひとまず今年の集計結果をご報告します。

調査地が狭くなった2015年以降の種類別雌雄別合計をまとめてみました。調査地や調査日ごとの結果はセミのぬけがら調査のページをご覧ください。

調査の時期による雌雄の数の変化を見たくて、小平中央公園の林でこれまでに行ったセミのぬけがら調査の結果を雌雄と調査日別にまとめてみました。これまでに行ったセミのぬけがら調査の結果を雌雄と調査日別にまとめてみました。ニイニイゼミは雌雄を区別していないので、この表には入っていません。
(メスのぬけがらの数がオスより多かったところはバックを黄色にしてあります)

2019年8月10日セミのぬけがら調査+羽化の観察会

2019年8月10日セミのぬけがら調査+羽化の観察会の様子を写真で紹介します。

8月10日のセミのぬけがら調査は猛暑のため中止とし、スタッフのみで行いました。

6時半からの羽化観察会は、まだ明るい中で永添景子さんの絵本読み聞かせとセミちゃん(荻窪さん)のセミの産卵のお話から開始しました。

羽化の観察会では、ヒグラシの羽化とニイニイゼミの羽化がじっくり観察できてよかったです。私はヒグラシの方をよく見られなかったのですが、午後の調査でニイニイゼミのぬけがらが多かったので、低い位置で羽化するニイニイゼミの羽化を探しました。登るのをやめたニイニイゼミを見つけて見守っていたら、背中に細ーく白い線が入ったので、「背中が割れたよ!」と呼び、大人も子どもも真剣に羽化を見守りました。お尻が抜けたら、みんな大喜びでした。小さな体のささやかな羽化、ニイニイゼミを見る目が変わったように感じます。締めの「セミのはなし」で知的好奇心も満たされ、充実した羽化観察会になったのではないでしょうか。

18日午前には、またセミのぬけがら調査があります。ぬけがらを見て種類を見分け、雌雄を見分けるやり方を教わってみんなで行う調査です。ぜひ大人も子どももご参加ください。


午後のセミぬけがら調査で間違って採集された羽化中のアブラゼミの幼虫。ぬけがらの脚に枝を通し、その枝を絆創膏で固定した工夫はさすがリーさん、無事羽化に成功しました。(撮影:リー智子さん)

 

みんなで見守ったヒグラシの羽化(撮影:栫 祐子さん)

 

ニイニイゼミの羽化(撮影:リー智子さん)

 

そのほかの虫たち