調査というより木と遊んでいる感じでした!~林の調査隊

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こんにちは!
どんぐりの会です。
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11月9日(月)にメンバーと植物に詳しい山根さん、織田さんと一緒に林の調査隊(後編)を行いました。

あいにく天気は薄ぐもりで林に一歩踏み込むとちょっと鬱蒼とした感じ。でも、目が慣れてくると淡い光が木々の間から差し込む場所もあり、外から林を眺めるよりも広くて包まれているような安心感がありました。

地面にはゲートゴルフのためのサークルが書いてあったり、ベンチに腰掛けて談笑する年配の男性の姿があったり。他にも犬と散歩していたり、よちよち歩きの子供とお母さんが水筒を提げて散歩していたりと、色んな楽しみ方でこの林は愛されているんだなあと感じました。

私はといえば歩くたびに落ち葉のカサカサいう音がするので、その音が聞きたくてわざと踏みしめてすっかり子供気分。落ち葉のかけあいっこもしたかったー。

調査では種類別に木々に毛糸を巻いていきましたが、用意した毛糸が足りなくなる程の数でした。

私は最初なかなか木の種類が区別できなくて、毛糸を巻きながら合っているのか不安でした。でも、クヌギとコナラは木肌を触るとしっとりしているかどうかで違うとか見た目もちょっと違う、葉っぱの裏表が両方とも緑かどうかもポイント、などと教えてもらって、そういう目で見るとだんだん木の性格みたいなものが見えてきました、不思議と。

それにはじめは木の調査という感じだったのが、木の一本一本と遊んでいる(遊んでもらっている?)感じになりました。クヌギ、コナラ、イヌシデ、ヒノキ。それ以外にもムラサキシキブ、ゆずの木もあって、なかなかこの林やるねえという感じ。

毛糸を外して数を数えているときに林にできた腐葉土を集めてらした女性に声をかけました。ここが道路になるかもしれないということはご存知でした。

「15年前にここに越してきたんだけど何で道路を作るのかしらねえ。いいとこなのに」と納得いかない様子。

ここがなくなったらこの女性の野菜作りの楽しみはどうなるのだろう。
ゲートゴルフで元気に過ごしてきた方達はどこに行くのだろう。
ここだからこそ安心して散歩していた子供とお母さんはどこを散歩すればいいのだろう。
・・・そんな思いがよぎりました。

調査は途中、休憩を入れて行いました。レジャーシートを敷いてそれぞれがしめしあわせたように持参した番茶、紅茶、ルイボスティーにクッキーと手作りタルトを味わいながら、林の中での贅沢なティータイム。

こんな時間と空間をたくさんの人に味わって欲しいなあと思いながら林を後にしました。

この日数えた、雑木林北側半分の木の種類と数は以下の通りです。

イヌシデ 40本 コナラ 158本 ツゲ 1本 ヤマザクラ 9本 エゴノキ 153本 クヌギ 11本 クワ 7本 サンショウ 2本 ムラサキシキブ 6本 アジサイ 14本 ケヤキ 1本 ヒノキ 16本  ビンカ 1本 エノキ5本 ニシキギ 1本 マユミ 5本 ナツグミ 1本 ツバキ 1本 サカキ 1本 ガマズミ 2本 トウカエデ 1本 ヤマブキ 4本 ミズキ 1本 クリ 5本 ユズ 3本 不明 19本

本数の合計を出してみると・・・
北半分の合計472本と、前回数えた南半分の合計が316本で

雑木林の木は合計788本でした☆

すごい種類と本数です。そんな樹木が調和していて「みんな違ってみんないい!」という感じですね。雑木林はとっても豊かな場所です。

これからの紅葉も美しいですよ。種類も本数もたくさんだけど、寄せ集まってひとつの場を形成している・・・生命体の美しさです。

前回10月18日に行われた林の調査隊(前編)の様子は、小平プレーパーク準備委員会のブログに書かれています。こちらの日記です。ご覧になってください。


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