タグ別アーカイブ: セミのぬけがら調査

2017年のセミのぬけがら調査

2017年2回目のセミのぬけがら調査を8月22日に行いました。参加者はスタッフを入れると大人17人、小学生8人、小学生以下3人の28人!熱気あふれる調査になりました。

今年の調査は、2日とも雨風の影響か地面に落ちているぬけがらが目立ちました。ニイニイゼミのぬけがらが多い傾向は他の調査地とも共通しているそうです。もわーっとした湿気の中、最後まで参加してくださったみなさん、ありがとうございました。下の写真にもみなさんの熱気が写っています!市外からのご参加や初めてご参加も多かったです。

昨年は天候のために調査を一回しか開催することができなかったので、無事に2回とも終了できてほっとしています。今年の調査結果はこのようになりました。2017セミのぬけがら調査2017セミのぬけがら2

8月15日のセミのぬけがら調査と羽化の観察会の報告(写真)

8月15日の調査は、写真より先にデータを報告するという、例年にないことになっていますが、長時間にわたる調査のほかにも、いろいろと実り多い一日でしたので、写真でご報告します。

見分け方のレクチャー。

昨年作ったつのこう箱も仕分けに活躍。泥が洗い流されたニイニイゼミのぬけがらもありました。
11898908_862309577185983_936321033338826266_n

11222108_862309567185984_8267584685824310147_n

渡りの途中のアサギマダラがどんぐり林で一休み。優雅で美しく、この林で会えてうれしくなりました。

アサギマダラ 11889614_862309573852650_2859319546810581704_n

羽化の観察会の前にセミについて高野さんからレクチャー。セミの生態にはまだわからないこともたくさんあるんですね。
11866351_862309563852651_225262378289603686_n

(ここまでの写真:自然観察指導員の高野丈さんと荻窪奈緒さんの撮影)

明るい林の中でオオミズアオの羽化にも出くわし、美しい翅がのびるようすが見られました。そのそばには、オオミズアオのさなぎらしき大きな塊も。この林ではオオミズアオに時々出くわします。
11896887_861403373937744_1074669052_n
11235806_860936433984438_8726494611477456738_n
11910837_861403697271045_1364444344_n
11868716_861403730604375_1033817412_n

(撮影:山田浩さん)

夜の羽化観察会。羽化中の個体は殻から抜けてしまっていたので、探し回って、位置を決めつつある幼虫を見つけ、背中が割れるところからの翅がのびるまでの観察は長時間に及びました。みんな、「もうすぐ背中が割れるよ」「ほら、ふくらんできている」と食い入るように見つめていました。

IMG_0988IMG_1007IMG_1018 IMG_1019 IMG_1037 IMG_1041

(撮影:どんぐりの会メンバー)

 

IMG_1019

2015年セミのぬけがら調査結果

とりあえず数字だけご報告しておきます。2015年のセミのぬけがら調査は以下のようになりました。今年も、どんぐり林で生まれ育ったセミは5種類でした(クマゼミは0!)。

セミのぬけがら合計 614個
◆アブラゼミ 484(オス287 メス197)
ニイニイゼミ 63
◆ヒグラシ 47(オス28、メス19) 全体の7.7%
◆ツクツクボウシ 13(オス9、メス4)
◆ミンミンゼミ 7(オス5、メス2)

今年はニイニイゼミの数がヒグラシよりも多くなりました。

ヒグラシのぬけがらは?

この林に特徴的なヒグラシのぬけがらの数だけを調べてみました。

道路予定地の柵の影響のない調査地1と4では、2013年より今年のほうが合計24個ヒグラシのぬけがらが多いのですが、柵で狭くなった調査地2と3では、合計73個も少ない結果となっています。特に調査地2でヒグラシのぬけがらが多かったので、柵の影響が大きく感じられます。

2015年ヒグラシ合計47個(オス28、メス19) ※2013年よりも49個少ない。
〈2013年ヒグラシ合計96個(オス53、メス43)〉

◆調査地1(柵の影響のない調査地)
2015年計36個(オス19、メス17) 2013年との比較+19個
内訳:7月26日13(オス10、メス3)、8月15日 23個(オス9、メス14)

〈2013年計17個(7/28 4個(オス4)、8/24 13個(オス2、メス11)〉

◆調査地2(柵の設置で狭くなった調査地)
2015年計0個 2013年との比較−57個

〈2013年計57個(7/28 28個(オス22、メス6)、8/24 29個(オス15、メス14))〉

◆調査地3(柵の設置で狭くなった調査地)
2015年計0個 2013年との比較−16個

〈2013年計16個(7/28 7個(オス3、メス4)、8/24 9個(オス3、メス6))〉

◆調査地4(柵の影響のない調査地)
2015年計11個(オス9、メス2) 2013年との比較+5個
内訳:7月26日1個(オス1)、8月15日10個(オス8、メス2)

〈2013年計6個(7/28 0個、8/24 6個(オス4、メス2)〉

IMG_1037

8月15日のセミのぬけがら調査の結果

8月15日のセミのぬけがら調査の結果をまとめました。

合計 542個
アブラゼミ 468個(オス272 メス196)
ヒグラシ 33個(オス17 メス16)
ニイニイゼミ 21個
ツクツクボウシ 13個(オス9 メス4)
ミンミンゼミ 7個(オス5 メス2)

※ニイニイゼミのぬけがらは泥だらけで雌雄判別に手間と時間がかかるため、雌雄を見分ける作業はしていません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【】内に前回7月26日の調査の数字を入れています。参考までに、調査地ごとに下に2013年8月24日の数字を入れました(柵設置前で草刈りの影響がなかった年)。

調査地1(柵の影響のない調査地)計217個
アブラゼミ 8/15 171個(オス108、メス63)【7/26 4個(オス3、メス1) 】
ヒグラシ 8/15 23個(オス9、メス14)【7/26 13個(オス10、メス3)】
ニイニイゼミ 8/15 12個【7/26 22個】
ツクツクボウシ 8/15 6個(オス5、メス1)【7/26 0個】
ミンミンゼミ 8/15 5個(オス3、メス2)【7/26 0個】

〈2013年8/24 アブラゼミ139個 ヒグラシ13個 ニイニイゼミ3個 ツクツクボウシ9個 ミンミンゼミ3個 合計167個〉

調査地2(柵の設置で狭くなった調査地)計10個
アブラゼミ 8/15 1個(オス1)【7/26 0個】
ニイニイゼミ 8/15 6個【7/26 7個】
ツクツクボウシ 8/15 3個(オス3)【7/26 0個】

〈2013年8/24 アブラゼミ117個 ヒグラシ29個 ニイニイゼミ7個 ツクツクボウシ14個 ミンミンゼミ2個 合計169個〉

調査地3(柵の設置で狭くなった調査地) 計154個
アブラゼミ 8/15 148個(オス81、メス67)【7/26 9個(オス9)】
ニイニイゼミ 8/15 2個【7/26 10】
ツクツクボウシ 8/15 2個(メス2)
ミンミンゼミ 8/15 2個(オス2)

〈2013年8/24 アブラゼミ280個 ヒグラシ9個 ニイニイゼミ2個 ツクツクボウシ6個 合計297個)

◆調査地4(柵の影響のない調査地) 計161個
アブラゼミ 8/15 148個(オス82、メス66)【7/26 3個(オス3)】
ヒグラシ 8/15 10個(オス8、メス2)【7/26 1個(オス1)】
ニイニイゼミ 8/15 1個【7/26 3個】
ツクツクボウシ 8/15 2個(オス1、メス1)【7/26 0個】

〈2013年8/24はアブラゼミ108個 ヒグラシ6個 ツクツクボウシ3個 合計117個〉

 

セミのぬけがら調査と羽化の観察会

次の日曜日は、いよいよ第一回のセミのぬけがら調査です。たくさんの申込み、ありがとうございます。第一回目の7/29は定員に達したため、申込みを締め切ります。

8/25の調査と羽化の観察会については、引き続き募集します。関心をお持ちの方、ぜひ早めに申込みくださいますよう、よろしくお願いします。