10月11日(土)第11回月夜の幻燈会「雪わたり」開催します!

第11回月夜の幻燈会を10月11日(土)に開催します。今回の演目『雪わたり』は、2010年の第2回の幻燈会で上演した演目です。林の中の幻燈会にぴったりのお話が、とてもなつかしく感じられます。今回はどのような幻燈になりますやら、ぜひお出かけください。さしあたっては、日付のお知らせです。詳細はあらためて!

第11回月夜の幻燈会『雪わたり』
日時:10月11日(土)(雨天13日)午後6時〜
場所:小平中央公園雑木林

作:宮澤賢治
画:小林敏也
朗読:鍵本景子
笛:植松葉子
パーカッション:入野智江

まだ林の予約はできませんが、開催に向けて準備をすすめます。

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(前回の第10回月夜の幻燈会「かしわばやしの夜」の様子 撮影:高野丈)

また、9/7(日)には、三鷹市の星と森と絵本の家にて、「中秋の名月お月見幻燈会」が開かれるようです。宮沢賢治作小林敏也画の「よだかの星」をどんぐりの会でもおなじみの朗読者鍵本景子さんが朗読します(こちらはどんぐりの会主催ではありません)。お話会や模擬店もあるようです。
午後4時半~5時10分 小林敏也さんおはなし会(雨天中止)
午後6時半~7時 幻燈会「よだかの星」(雨天中止)
※詳細はこちらでご覧ください。

 

キックキックトントン、キックキックトントン 『雪わたり』

今週末に横須賀の高校で『雪わたり』を上演します(*こちらは一般入場不可)。画はもちろん小林敏也さんです。音楽は昨年と同じ篠笛・能管 植松葉子さん、打楽器 入野智江さんと『オッベルと象』の打楽器奏者原田直子さんです。プロジェクター操作は、昨年5月の『雪わたり』の時にもお願いした、Nさんです。今回は狐の女の子はスライドになるので、いつもお世話になっているYさんに新たにスライドを作りなおしてもらいました。

雪の降るこの時期、東京ではなかなか雪は見られないけれど、日本海側は今年は凄いことになっていますね。子どものころはここいらもよく雪が降っていました。まだ小平市立中央公園が蚕研究所だったころ、といってももう建物は廃墟になっていて、ブラックエンペラーと横文字のスプレー書きがあってちょっと怪しい感じでした。公園として整備される前は、木もありましたが、だだっ広い原っぱだったような気がします。銀杏並木はその頃からあり、秋には黄金色に輝いていました。

西武線の線路との間に金網があって、その手前がちょっと斜めに土手のようになっていて、雪が降った日には、その土手にバッタリ倒れ込み、人型を作って遊びました。まだみんなが雪の後に原っぱに出ていなくて、自分の足跡が真っ白な世界にしっかりつくのを楽しみました。幼い日の思い出です。

 

キックキックトントン、キックキックトントン、キックキックキックキックトントントン。

(K)

目が覚めてしまった。

「こだわり人物伝 宮沢賢治 未来圏の旅人」の再放送が、あと少しで始まる。目が覚めたのでまた観ようかな。ビデオに撮っているのに(笑)。

最愛の妹トシの死後、『魂呼ばい』の旅のとき、あちこちの土地で風を感じ、天から吹いてくるこの風の中にトシがいるのかもしれない、そう感じた賢治さん。

「風の又三郎」をあらためて読んでみたくなった。昨年5月の月夜の幻燈会の「雪わたり」でも風が大事な意味を持って出てくる。四郎とかん子と子狐の紺三郎が鹿の子を呼んで、一緒に遊ぼうとするが、鹿の子は姿を見せず、「北風ぴいぴい風三郎、西風どうどう又三郎」と細いいい声がするばかり。鹿の子は臆病だから、姿を見せない。鹿の子のこの台詞、別に唄わなくても良いのだが、普通に読んでもなんだか違う気がして、風のように唄ってみた。

風をキーワードに作品を読み返すのも、面白いかもしれない。

山折哲雄さんが花巻弁で「永訣の朝」の「あめゆじゅとてちてけんじゃ」という言葉を語る時、「はぁ~方言っていいなぁ。」て本当に思った。いつか花巻弁で語れる時がきたらなぁ。

第2回月夜の幻燈会『雪わたり』にお越しくださいましてありがとうございました。

もうすぐ幻燈会からひと月になりますね。皆さんお元気ですか? なかなかお礼とご報告ができずにおりました。

グリーンフェスティバルの5月9日(日)、朝からグラウンドの会場でどんぐりの会のブースも出し、昼間は林でプレーパーク、夜は幻燈会とてんこ盛りの一日でした。参加して下さった皆様、準備から本番まで陰日向になりたくさんの方に支えられて無事に第2回の月夜の幻燈会を終えることができ、感謝しております。本当にありがとうございました。

幻燈会の感想を個人的にメールで頂きましたので、ご本人のご了解を得てご紹介させて頂きます。

川崎からご家族3人で鷹の台の雑木林まで足を運んでくださいました。

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森にあんなにゆったり座っていられる時間、
夜を感じて……
夜って暗いんだよね、なんて……。

ほんとうにキツネに会ったような……
森の幻燈会……ほんとうにすてきな企画です。

娘・そら(5歳)は、音に、お話しに、一番反応して……、
その姿をみるこちらが楽しんでいました。
きっとそらの心の一番大切なところに、深く残ったと思います。

オットも、「よかった……」と、
ぽつりと、でも実感を込めて言ってました。
多分、心の底から感動した、というオットなりの表現です。

ありがとう。

そういえば、うちは生田緑地という広大な森の近くなのだけど、
先日、早起きしたら、
タヌキが2匹、マンションにヒョコヒョコと入っていくのを目撃しました。
ここでも、あんな企画ができたらいいのになぁ……

最近、私は、
どうもなんだか浮いてる感じがしていて、
その原因を考えたら……
「土の上を歩いていない!」ということに気づきました。
そらが幼稚園に入る前は、毎日お散歩に連れて行ってもらってたのに、
最近は車移動が多くて……
身近な自然を感じる、
体に取り入れる……
そういうことを日常的にやっていないと、
ほんとうに中身がおかしくなってくる……と実感しています。

そのための自分の行動……
人へのアプローチ……
大切にしたいですね。

あざみ野ガイアシンフォニー上映会・実行委員長 宮沢あけみ
http://www.ne.jp/asahi/azamino/gaiasymphony/top.html

闇の中にスクリーン