第22回 月夜の幻燈会「やまなし 雨ニモマケズ」

2年7ヶ月ぶりに月夜の幻燈会を開催しました。今回はコロナ禍のため、会場が混み合わないようにという目的で、チラシとポスターと口コミのみで告知し、開催3日前になってからブログでご案内しました。久しぶりの開催でもあるため、いつもどおりの幻燈会ではなくリハビリ的に、まずは地域の人に向けて幻燈会を開催することにしました。

当日は朝から晴れ、風の気持ちいい日で、無事開催できました。初めていらした方も多く、400人以上のご来場に驚きました。子どもたちもたくさん来てくれて、エネルギーを感じました。準備できる椅子席には限りがあり、座ってご覧いただけなかった方も多く、申し訳なかったです。

いつも幻燈会をご覧になっているのに情報が届かなかった方、本当にごめんなさい。秋は通常通りに開催できたらいいなと思っています。

撮影:髙野丈

第22回月夜の幻燈会『やまなし 雨ニモマケズ』の賛同人のみなさんのお名前をこちらのページで公表します。幻燈会を支えてくださってありがとうございます。

第22回月夜の幻燈会『やまなし 雨ニモマケズ』賛同人

第22回 月夜の幻燈会「やまなし 雨ニモマケズ」を開催します

直前になってのご案内、申し訳ありません! 2年7ヶ月ぶりに月夜の幻燈会を開催します。
今回はコロナ禍のため、会場が混み合わないようにという目的で、チラシとポスターと口コミのみで告知してきました。また、久しぶりの開催でもあるため、いつもどおりの幻燈会ではなく、まずは地域の人に向けて幻燈会を開催することにしました。通常の開催と異なる点がありますので、【お知らせ】をお読みください。

第22回 月夜の幻燈会「やまなし 雨ニモマケズ」

作:宮澤賢治
画:小林敏也
朗読:鍵本景子
笛:植松葉子
パーカッション:入野智江

6月4日(土)19:30-20:00(開場:19:00)
小平中央公園雑木林(小平市津田町1-1 市民総合体育館の東側)

  • 天候や地面の状態によっては、6月5日(日)同時刻に延期します。また、新型コロナウィルスの感染状況によってはイベントを中止する場合があります。ブログをご確認ください。
  • 6月5日も雨天等の場合は会場を変更し、同日19:30から津田公民館ホール(津田町3−11−1)にて開催します(開場19:15 この場合のみ、定員60人(先着順)、 大人1200円 18歳以下600円)。

【お知らせ】

  • 延期等の変更は当日14時までにブログで発表します。
  • 今回は、スクリーン前の通常の大きなブルーシート席はありません。持参したシート用のスペースを多少設けます。椅子席は100席です。
  • マスクの着用をお願いします。体調不良、発熱がある方は入場をご遠慮ください。
  • 客席での写真撮影はご遠慮ください。終演後に撮影時間をもうけます。動画の撮影はご遠慮ください。
  • 行き帰りの灯りの準備をお願いします。
  • お車でのご来場はご遠慮ください。
  • 客席には開場時間まで入れません。
  • 車いすでご来場の方は受付までお知らせください。
  • いきものバッジのコーナーは混み合うため、通常の終演後ではなく、幻燈会開場前に順番に見ていただくようにします。
  • 今回は自転車発電コーナーは設けません。

【賛同人募集!】

  • 幻燈会当日の受付にて、幻燈会の運営を支えて下さる賛同人を募集します(賛同金一口1,000円)。賛同人のお名前やイニシャルをブログにて発表いたします。
  • どんぐりの会の口座でも承ります(ゆうちょ銀行から:10150−92857561 他金融機関から:店番号018 口座番号9285756)

第22回月夜の幻燈会フライヤー表面 第22回月夜の幻燈会フライヤー裏面

【出演者プロフィール】
小林敏也(こばやし・としや)
アナログのイラストレーションとデザインをする。文字と絵、紙と印刷にこだわりながら、青梅に山猫あとりゑを営む。画本宮澤賢治シリーズ16冊(好学社)と、他4冊の賢治本(パロル舎)がある。最新作は、うねゆたかの「田んぼの絵本」(農文協)が刊行されました。

鍵本景子(かぎもと・けいこ)
玉川上水とともに小平で育つ。どんぐりの会メンバー。NHK朝の連続テレビ小説『ひらり』アニメ『魔女の宅急便』 などに出演。幻燈会の音方(入野智江・植松葉子)とおほんゴギーノを結成。幻燈会を林の外で゙も活動。https://www.facebook.com/ohongogino 『おきなわ島のこえ』文・絵 丸木俊・丸木位里(小峰書店)を紙芝居にして鷹の台Caféシントンにて不定期に上演。

植松葉子(うえまつ ・ようこ)
京都市生まれ。国立音楽大学卒業、東京芸術大学邦楽科別科修了。江戸里神楽・若山社中の囃子方を経て、現在は横笛演奏者として様々な活動を展開している。東京楽竹団メンバー。双子の女児(9歳)の母。2019年春に、住まいの拠点を埼玉県ときがわ町に移す。

入野智江(いりの・ともえ)
インド古典劇「クーリヤッタム」演者。南インドの様々な打楽器を奏でるパーカッション奏者。劇団横浜ボートシアター、バンブーオーケストラ・ジャパンの活動などを経て、東京楽竹団で竹楽器を使った音楽活動を行う。「アビナヤラボ」主宰。JML音楽研究所南インド芸能クラス講師。ホームページ http://abhinayalabo.mystrikingly.com/

主催:どんぐりの会 https://dongurinokai.net/ 問合せ:josuidonguri@gmail.com
協力:NPO法人こだいら自由遊びの会
機材協力:神谷健吾さん

秋の幻燈会は中止します

秋の月夜の幻燈会の開催について、可能性や対策を検討してきましたが、どうしても不安定要素が多く、今回も中止することに決めました。

林の中での幻燈会が再開できる日が早く来ますように。みなさん、どうぞ体に気をつけてお過ごしください。

(第15回月夜の幻燈会『蛙の消滅』2016.10.22 撮影:高野丈)

 

月夜の幻燈会番外編の映像が2種類できました。ぜひご覧ください!

①『風の又三郎』朗読(朗読:鍵本景子 全9回)現在第8回まで公開中。

②『やまなし』スライドショー(東京都の「アートにエールを!」に参加。画:小林敏也 朗読:鍵本景子 パーカッション:入野智江 笛:植松葉子)

タウン通信に幻燈会についての文章が

先週のタウン通信の連載「猫耳南風」で、志賀泉さんが月夜の幻燈会について書いてくださいました。

わからないことの大切さについて書かれた文章、そう、そう!とうれしくなりました。タウン通信さんの転載許可をいただいて、ここに掲載します。ぜひお読みください。

(「タウン通信」2012年5月23日号)

第6回月夜の幻燈会「やまなし」にお越しくださいまして、ありがとうございました。

第6回月夜の幻燈会「やまなし」にお越しくださいまして、ありがとうございました。

林での幻燈会はいかがでしたでしょうか。5日はスーパームーンとかで、丸い大きなお月さまが幻燈会に明るすぎはしないか心配しましたが、林の木々がかくしてくれて、上映に問題はありませんでした。とてもきれいな月でした。

上映前に一度、最後の一文の途中で一度、あいさつの間に一度、電気の不具合で音と映像が切れてしまい、大変申し訳ありませんでした。原因を調査し、次回までにしっかり対策したいと思います。

今回の幻燈会は、ゴールデンウィークに福島県からお子さん38人を招き、小平の子どもたちと外で思いきり遊んでもらうプログラム『福島と小平の子どもたちの会』の一環でした。これまで一緒になにかをしたこともない市内のさまざまなグループや個人の方たちと協力しあって運営するこの会に参加できて、とてもうれしく思っています。

この幻燈会は今回で6回目を迎え、このところ、年に二回のペースで続けています。夜空の下、木々に囲まれて、季節を感じながら寄り添い、ひとときを過ごす幻燈会はここちよく、他にかえがたい体験です。どんぐりの会一同、この地域で幻燈会をずっと続けていきたいなあという思いを、ますます強くしています。

ところが、この林は東京都の道路(都市計画道路328号線)の予定地です。道路の事業認可が迫り、次の幻燈会が開催できるかどうか、あやしくなってきました。この林は、赤ちゃんから高齢者まで多くの市民が、毎日、休んだり、遊んだり、思い思いにすごし、ホッとできる貴重な場所です。わたしたちが作成した生きものマップで一部をご紹介していますが、たくさんの生きものが生きる場でもあります。人工的な公園ではなく自然の中でくつろげる、このような場所は市内にはほかにありません。

ここを残したい。残すためにできることがまだあるのではないかと、どんぐりの会はこれからも活動していきます。幻燈会存続を願ってくださる方、ぜひ、みなさまのお力をお貸し下さい。小平市長や東京都知事に、多くの方がその声を届けてくださいますよう、お願いいたします。

どんぐりの会 尾川直子