小平中央公園樹木調査観察会「雑木林の木々たちをしらべよう」

住民投票の嵐が激しすぎて、こちらのブログの更新がとどこおり、申し訳ありませんでした。

後から市長がつけた50%の成立要件を超えることができず、5万人以上の投票した市民の意思が確認されないまま封印されています。この件で、2つの署名運動を展開中です。まわりの方に広げていただけますよう、よろしくお願いします。

さて、井の頭バードリサーチの高野丈さんのご提案で、6月9日(日)に雑木林の樹木を調査します。毎木調査は一度やっていますが、伐採も行われていますので、現在どんな木が何本あるのか調べてみようと思います。

zoukibayashi

小平中央公園 樹木調査観察会「雑木林の木々たちをしらべよう」

6月9日(日)
午前9:00~12:00
午後13:00~16:00
(両方参加可能、途中出入り自由)
集合午前8:45 午後12:45
集合場所:午前午後ともに小平中央公園(西武国分寺線鷹の台駅そば)雑木林の高台
地図
※自然観察指導員の黄緑色の腕章が目印です。
定員:各回30名
持ち物:筆記具、双眼鏡、ルーペ、図鑑(いずれもお持ちの方)、昼食(通しで参加の方)
※双眼鏡貸し出し希望の方は申込時にお申し出ください(ただし数に限りがあります)。

主催:どんぐりの会
協力・講師:NACOTの自然観察指導員有志(NACS-J自然観察指導員東京連絡会)

【申込み】6月8日(土)までに原則的にメールでjoe@birdimages.jpまで。メールを使えない方は090-7410-3984(高野)へ
申し込みのメールには、以下の内容を書いてください。
1.件名でも本文でも構いませんので、6月9日の樹木調査観察会に参加したいこと
2.氏名(フルネーム)
3.住所(都道府県市区まで 例:東京都小平市)
4.携帯電話の番号
5.参加希望の回(午前、午後、両方)
6.双眼鏡貸し出し希望・台数(台数に限りがありますので、ご希望に沿えない場合があります)
7.懇親会に参加を希望するかどうかをお願いします。

<ご案内>
都道3・2・8号線の整備によって破壊されてしまうかもしれない小平中央公園と隣接する玉川上水の雑木林。皆の憩いの場であり、遊び場であり、文化活動の場です。
そして何より、都心部でどんどん失われている身近な自然がかろうじて残されている環境です。

なぜ雑木林が大切なのかを具体的、科学的に確認したい……どんぐりの会では、NACS-J自然観察指導員東京連絡会の有志と一緒にこの数年、生物調査を実施してきました。
その結果、この雑木林は夏鳥や冬鳥が利用する自然環境であること、また、東京都のレッドデータで準絶滅危惧種に指定されているヒグラシが割合として多い林だということがわかっています。ヒグラシは自然度が高くなければ生きていけず、都市化と共に個体数が減少しています。

今回は雑木林の樹木を調査します。大切な雑木林にはどんな木が何本あるのでしょう。自然観察指導員が樹木の見分け方をレクチャーします。一緒に雑木林の木々をしらべ、ツリーウォッチングを楽しみながら、雑木林のことをもっと詳しく知りましょう。

小平中央公園の雑木林と道路予定地の玉川上水のすべての樹木を調べます。
初心者も大歓迎です。午前と午後に分けて開催しますが、通しで参加していただくのも大歓迎です。
観察会として、樹木の見分けかたをレクチャーし、どんな樹か知っていただきますが、長時間の調査になりますので、途中で離脱(飛び入り)するのは自由です。
通しで参加する方は昼食をご用意下さい。終わった後に懇親会を予定しています。

第8回月夜の幻燈会「オッベルと象」の様子

5月4日に開催した第8回月夜の幻燈会「オッベルと象」の様子を、高野丈さんが美しい写真に記録してくださいました。写真はクリックすると拡大します。一つ一つ拡大して、ぜひご覧ください。

住民投票条例案・本日可決されました!

本日の小平市議会本会議で、住民投票条例案が可決されました。傍聴席も満席で、入りきらない方含め85人が傍聴されました。みなさん様々なかたちでのご協力を本当にありがとうございました。7593筆、小平市の有権者の20人に1人が署名して下さいました。寒い中一緒に街頭に立ち署名を集めて下さったみなさん、そして話を聞いて、その署名をして下さったみなさん、カンパをして下さったみなさん。赤い布や、掲示物をはっている時に、「頑張っているね」「ありがとうね」と声をかけて下さったみなさん。東京都で初めての住民投票が、この緑を守りたいという小平で、初めて実現します。この緑の魅力をこれからも市内全域の方たちに伝えて、住民投票の投票率をあげてゆけたらと思っています。これからもみなさんどうぞ、どうぞご一緒によろしくお願いいたします。

本日のTOKYO MXテレビの6時のトップニュース、NHK6時のニュース首都圏ネットでこのニュースが放映されました。反映させる会の共同代表水口和恵さんのインタビューも流れました。明日の朝刊にも載るのではないかと思います。どうぞご覧になって下さい。

「よくわからない夜」

幻燈会の直前の時期となりました。

前回の月夜の幻燈会「やまなし」の時に、作家の志賀泉さんが書いてくださった文章を、もう一度読んでいただきたいなあと思い、ご紹介します。

「よくわからない夜」へ、ぜひ、いらしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(「タウン通信」2012年6月13日号)

小平中央公園の雑木林の重要性

どんぐりの会では、昨年から小平中央公園の林でセミのぬけがら調査を行っています。今年は、大変多くの申込みがあり、大人と子どもといっしょに、にぎやかに調査することができました。

昨年に引き続き、講師に来てくださった高野丈さん(井の頭バードリサーチ)が、今年の調査について以下のように書いてくださっていますので、ご紹介します。住宅地の中に残る小さな林の自然の貴重さを、自分たち自身の調査によって知ることができて、手応えを感じています。この環境を守っていきたいと改めて強く感じます。
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25日土曜日は午前中に井の頭公園でのセミ抜け殻調査、午後はどんぐりの会主催の小平中央公園でのセミ抜け殻調査、夕方からは同地でのセミの羽化の観察会の講師を担当してきました。

調査してみると小平中央公園はとてもヒグラシが多いことがわかります。ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの5種がいる中で、ヒグラシが前期調査・後期調査共に2番目に数が多いことは特筆すべきことです。

隣接する玉川上水に近い調査地ほどヒグラシの抜け殻が多いことは、ヒグラシが渓流沿いに多いことを示すと共に、当地がかつての武蔵野の自然環境をかろうじて残していることの証です。

今、都市化が進む中で当地のような環境はとても重要であり、開発と共に少しずつ削り取ることに歯止めをかけないと、ますます生物多様性が失われると共に、子供たちがバランス良く育つための基礎となる環境が乏しくなり、私たちの未来も暗いものになってしまいます。この貴重な雑木林を潰す都道3・3・8号線の整備計画を私は見直すべきだと考えています。

高野 丈