2月3日 樹木調査観察会

1月31日(土)に予定していた樹木調査観察会を天候のため延期し、急遽、本日行いました。

午後1時頃からどんぐり林の道路予定地に埋め込まれた境界標をたどり、わからないところは計測して、予定地を把握しました。林の中には、思っていたよりも多くの赤い四角の境界標が埋め込まれていました。

午後2時から4時半頃まで、自然観察指導員の小口治男さんのご指導で、道路予定地の樹木の調査を行いました。開始時には、一日で調査を終えることはとても難しいと思われましたが、この林の木々は鳥たちが運んできたものが多く、調査の間にメインの樹種については大体見当がつくようになり、後半はスピードアップしました。

一本一本木を調べ、調べた木にひもを巻き付け、あとから外していきました。どんぐり林の道路予定地をくまなく歩き回り、木々に抱きついてまわった調査でした。
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調査のはじまる前、どんぐり林にはアカゲラが姿を見せました。調査中には、モズが「なにやってんの?」と言いたげにのぞいていました。

葉のない時期の面倒な調査を引き受けてくださった小口さんに感謝します!

道路予定地を可能なかぎり開放してほしい

以下のように報告をまとめたのですが、今までのように林を開放し、使わせてほしいという要望は、ぜひ東京都と小平市の両方に届けてください。都と市のいずれか片方だけではこの要望は実現できません。

◎小平市秘書広報課(市政に関する意見・要望(市長への手紙・市政への提言)などを受け付ける)電話 042-346-9508(広聴担当・市民相談の受付)、FAX042-346-9507(広報担当、広聴担当)、hisyokoho@city.kodaira.lg.jp *すぐに水と緑と公園課にまわされるかと思いますが、ここに届いた意見・要望は分類してカウント・記録されるようなのでこちら経由がおすすめです。

○小平市水と緑と公園課 電話042-346-9556 FAX042-346-9513 koen@city.kodaira.lg.jp

◎東京都北多摩北部建設事務所用地課 電話042-540-9532

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本日21日、東京都北多摩北部建設事務所に出向き、「今までと同じように林を使わせてもらえないか?」話を聞いてきました。

下に報告をまとめましたが、小平市が、地元自治体として、「公共のために使用を許可してほしい」と要望すれば、都は使用を許可するかどうか検討するというルール(東京都公有財産規則)が東京都にはあると東京都から聞きました。(東京都が自治体として開放する可能性はないのか?)

小平市は、林を大事に思う人たち、子どもたちの気持ちに寄り添ってほしい。3月以降、すでに13以上のイベントが企画されています。東京都からこの場所を借りて、これまでのように市民に開放してほしいと小平市に働きかけたいと思います。また、このことは法的に可能ではありますが、東京都が使用を許可しなければ、実現しません。東京都にも働きかけを続けます。

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東京都北多摩北部建設事務所メモ

今日、東京都北多摩北部建設事務所に行き、「今までと同じように林を使わせてもらえないか」と聞きました。以下は東京都からの返答です。

市民の利用があることはこちらも把握しているので、小平市から、これまで同様に管理させてほしいという要望があれば、検討する。

東京都公有財産規則というのがあり、地元市が公共のために使いたい、ということなら、使用許可を検討できる。

東京都公有財産規則(使用許可の範囲)
第二十九条 行政財産は、法(注:地方自治法)二百三十八条の四第二項又は第三項の規定に基づき、これを貸し付け、又は行政財産である土地に地上権若しくは地役権を設定することができる。

第二十九条の二 行政財産は、次の各号の一に該当する場合は、法第二百三十八条の四第七項の規定に基づき使用を許可することができる。
一 国又は地方公共団体その他公共団体において、公用又は公共用に供するため使用するとき。

大田区の梅屋敷公園の事例がある。この公園の約半分は道路事業用地になっているが、工事が始まるまでということで、既に3〜4年間大田区に貸しており、大田区の管理下で公園として開放されている。

市から要望があれば検討するが、都が取得した段階で道路のための土地という名目になっているので、都からこれ以外の目的のために開放するということはできない。自治体から、借りて開放したいという要望があれば検討する。あくまで自治体経由で、特定の個人には対応できない。

「柵を設置しないでほしい」という要望には答えられない。原則、道路予定地には柵を設置することになっている。今回は仮の柵で、単管パイプを組んだもので2段ぐらい。中は見える。状況調査をしつつ、今後の管理について検討する予定。設置時期は、2月1日からということではなく、2月中の予定。

市から要望があれば柵を撤去する可能性は?

可能性はある。都と小平市が契約を交わし、誰がどのように管理してどう責任をとるか、どう返却してもらえるか等、細かいことをつめてからでないと開放はできない。国の認可を受けているので、国交省の許可も必要。

2月1日からどんぐり林の道路予定地部分が立ち入り禁止に?

本日16日、小平市議宛に都市建設部長から、以下のような文書が届きました。どんぐり林(小平中央公園樹林地)の東半分の所有者であった一般財団法人大日本蚕糸会から、林の小平3・2・8号線予定地の部分を東京都に売却すると連絡があり、小平市はこの部分の土地使用貸借契約を解除したという報告の文書が届いたとのこと。こちらです。

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15日、小平中央公園横の樹林地内に、「道路事業用地です。事業用地管理のため2月から柵を設置します。東京都北多摩北部建設事務所 用地課 042-540-9532」と書かれた看板が数か所に設置されました。

林柵設置看板

具体的に林のどの部分が使用可能か、使用不可かを示した地図を求め、市が作成したのが下の地図です。小平市によると、下の図の赤線で囲んだ道路予定地の部分の周囲に、単管パイプの柵を設置するようです。

樹林地北側に隣接する自治会の方が北多摩北部建設事務所から聞いたところでは、柵の設置は、道路確定や樹木、地質調査などを行うためだそうです。調査完了時期、柵の撤去についての考え方などの質問に対してはすべて、「これからの検討課題」という回答しか返ってこなかったとのことです。

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この3〜5月、どんぐり林では、私たちが把握している範囲だけで、すでに5つのイベントが予定されています。近日中に、東京都と小平市に現状について説明を求め、対応を検討します。