キックキックトントン、キックキックトントン 『雪わたり』

今週末に横須賀の高校で『雪わたり』を上演します(*こちらは一般入場不可)。画はもちろん小林敏也さんです。音楽は昨年と同じ篠笛・能管 植松葉子さん、打楽器 入野智江さんと『オッベルと象』の打楽器奏者原田直子さんです。プロジェクター操作は、昨年5月の『雪わたり』の時にもお願いした、Nさんです。今回は狐の女の子はスライドになるので、いつもお世話になっているYさんに新たにスライドを作りなおしてもらいました。

雪の降るこの時期、東京ではなかなか雪は見られないけれど、日本海側は今年は凄いことになっていますね。子どものころはここいらもよく雪が降っていました。まだ小平市立中央公園が蚕研究所だったころ、といってももう建物は廃墟になっていて、ブラックエンペラーと横文字のスプレー書きがあってちょっと怪しい感じでした。公園として整備される前は、木もありましたが、だだっ広い原っぱだったような気がします。銀杏並木はその頃からあり、秋には黄金色に輝いていました。

西武線の線路との間に金網があって、その手前がちょっと斜めに土手のようになっていて、雪が降った日には、その土手にバッタリ倒れ込み、人型を作って遊びました。まだみんなが雪の後に原っぱに出ていなくて、自分の足跡が真っ白な世界にしっかりつくのを楽しみました。幼い日の思い出です。

 

キックキックトントン、キックキックトントン、キックキックキックキックトントントン。

(K)