2014.9.27 夕闇の林で竹マリンバとあそぶ〜小さな演奏会&みんなで音を鳴らす会〜
5月の幻燈会『かしわばやしの夜』を終えたあと、奏者の入野さんがおっしゃった「竹マリンバの音は夜の林に似合いますね」という言葉から、むくむくと膨らんだこの企画。
日本の竹で作られた竹マリンバだけでなく、インドネシアの竹で作られた打楽器や笛を使った演奏会。
奏者とご案内は、東京楽竹団の入野智江さんと岩田豊美さん。
秋の虫たちの涼しげな声が響き渡る「どんぐり林」に 、竹の温かい音色、そして軽快なメロディーが響き渡りました。暮れなずむ雑木林から「夕焼け小焼け」のメロディーが拡がるころには、なにをやっているのかな? と様子を見にいらっしゃる方々もいらして、一人二人と参加者は増えてゆきました。
そうそう、この日のどんぐり林には、なにやら不思議な竹の筒が置いてあったのです。なんでも、この演奏会に参加できそうにないとわかった仲間が、竹で作った楽器を持ってきてくれたとか。「バリ」という曲では、参加者の女の子がこの楽器「波筒」(レインスティック)を両手に加わりました。
心地よい音の調和を楽しんだあとは、「みんなで音を鳴らす」のはじまりはじまり♪
「待っていました!」といわんばかりに、竹マリンバをぐるりと囲んだ子供たちにまじってちらほら大人の姿も。それぞれが、おもいおもいに鳴らす「音」さえも、不思議なハーモニーに聞こえるのが竹マリンバの魅力ですね。まるで、終わりのない即興演奏を聴くようでした。
この夜は、どんぐり林の木々や鳥や虫も楽しんだだろうなぁと想像していたら、こんなニュースが飛び込んできました。この会が終わったあと、狸が3匹、どんぐり林から走り出てくるのを見かけたひとがいるそうな。なんと!この林ならではのエピソード!(タカコ)
どんぐり林カフェラジオの動画もご覧ください。忘れられない、すてきな時間でした。