森のつながり★映画『森聞き』本日より公開

昨日は、西荻窪にあ 旅の本屋のまどにてCD絵本『ラヤトン 無限の森』の音楽と絵と朗読の会で、朗読をさせて頂きました。来て下さった方々ありがとうございました。

その本のプロデューサーで映画監督柴田昌平さんの第2作目のドキュメンタリー映画『森聞き』が、本日よりポレポレ東中野にて公開されます。毎日柴田監督とゲストのトークがあるそうですよ。昨年試写で拝見したときに、この映画の音楽は何???と思ったのが、ラヤトンだったのです。ラヤトンはフィンランドのアカペラグループで、柴田監督が、「NHK世界里山紀行 フィンランド 森とともに生きる」で一年間フィンランドに滞在中に、よく聞かれた音楽だそうです。

柴田さんのお人柄の良さや絵を描かれた三田圭介さんのユニークさで、会場はあったかムードでした。飾り気がないお二人に、私も親近感を持ちました。時折はさむトーク以外は音楽と訳詞の朗読で、ラヤトンの世界を味わう耳をすます会。ゆったりとした時を過ごせました。

このCDは、100年前以上前の詩でほとんどが構成されています。『森聞き』の会場、ポレポレ東中野でも販売されています。是非手にしてみてください。一人で声に出して詩を読むと、さらにラヤトンの歌が奥まで響いてくると思います。フィンランド語の歌詞も載っていますよ。そして三田さんの絵が素晴らしいので、どうぞご覧になってください。この本のために200枚も描かれたそうです。原画展を観たいという声が、昨日も沢山聞かれました。私も観たいなぁ。

映画『森聞き』ではじめて森の“聞き書き甲子園”というプロジェクトを知りました。それはどんなものなのかというと、

日本全国の高校生が「森の名手・名人」を訪ね、知恵や技術、人生を「聞き書き」し、記録する活動。「森の名手・名人」は地域からの推薦を受け(財)国土緑化機構が毎年100人ずつ選定。高校生も全国から応募し、毎年100人が選ばれる。2002年から始まり、2010年までに900組の名人と高校生が出会い、「聞き書き」の作品が生まれいてる。2010年からは、海や川の名人を「聞き書き」する「海・川の“聞き書き甲子園」も同時に開催している。(『森聞き』のチラシより)

若者のもどかしさをこの映画で感じ、自分の若い頃を思い出しました。もちろん、今でももどかしい自分を感じることは多々ありますが、、、。高校生と森の名人が寄り添う姿が、とても印象に残っています。

森へ行くと、心も身体も元気になります。鷹の台の林もそうです。明日晴れたら林に行こうかな。それともちょっと遠くの森へ行こうかな。                                        (k)