子どもに「年20ミリシーベルトの被ばく基準」は見過ごせない

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福島第一原発の事故後、一般人の被ばく限度が「年20ミリシーベルト」まで引き上げられています。これまでの基準の20倍です。多くの研究者が、大人よりも子どもの方が放射線の影響を受けやすいと報告しているにもかかわらず、子どもの被ばく基準も、大人と同一の年20ミリシーベルトに引き上げられました。
年20ミリシーベルトとは、以下のような線量です。いったいこの国はどうなっているんでしょう?

・原発労働者が白血病を発症し労働認定を受けている線量
・ドイツの原発労働者に適用される最大線量
・福島第1原発事故の「計画的避難区域」の目安となった線量

こんな基準を見過ごしていては、子どもや孫、この先の世代の子どもたちに顔向けできないぞ、と思います。政府にこの基準の撤回を求める6団体からの緊急声明・要請文が出されているので、ご紹介します。署名はこちらのサイトから。

http://bit.ly/erkPH9

インターネット上のみの署名運動です。まわりの方にどんどん広げて下さい。一次締め切りは過ぎましたが、最終締切は4月30日(土)23時です。


こちらもどうぞご参考に

  • 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明(日本弁護士連合会)  http://ow.ly/4F4vo 日弁連会長が声明を出しています。どういう問題なのかとてもわかりやすくまとめられています。
  • ドイツ・シュピーゲル紙「日本は子どもに対して高い放射線値を確定した」 http://www.twitlonger.com/show/a1bk9a 日本という国のあり方が問われています。

どんぐりの会 尾川直子


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