10月17日(土)に第13回月夜の幻燈会『セロ弾きのゴーシュ』開催します(予備日は18日(日))。
『セロ弾きのゴーシュ』は、2011年10月第5回月夜の幻燈会で上演した作品ですが、今回はセロ弾きのゴーシュwithセロとなりそうです。どうぞお楽しみに! とりいそぎ、日程のお知らせまで。
(2011年10月の第五回月夜の幻燈会『セロ弾きのゴーシュ』のようす)
第11回月夜の幻燈会を10月11日(土)に開催します。今回の演目『雪わたり』は、2010年の第2回の幻燈会で上演した演目です。
幻燈会の中にもうひとつの幻燈会。キツネの幻燈会はあいにく11歳以下しか観られませんが、どんぐり林の幻燈会に年齢制限はありません。どうぞ安心して林へお越し下さい。
日時:10月11日(土)(雨天13日)午後6時〜6時40分(開場5時半)
場所:小平中央公園雑木林
(小平市津田町1-1 市民総合体育館の東側)
※雨天の場合、13日(月祝)同時刻に延期。
※さらに13日も雨天の場合、同日午後7時15分~7時45分(開場7時)に小川公民館ホールにて開催(この場合のみ先着70名限定)。
入場無料 投げ銭大歓迎
作:宮澤賢治
画:小林敏也
朗読:鍵本景子
笛:植松葉子
パーカッション:入野智江
10月11日(土)は、昼間も小平中央公園どんぐり林へいらしてください。
○午前11時~午後5時 自転車発電!
幻燈会に必要な電気を自転車発電機で発電します。雑木林で発電を行います。特に午前中に発電に参加してくださる方募集! 脚力自慢の方も子どもたちも、自分で作った電気で幻燈会を見たい方も、ぜひいらしてください。いきものバッジコーナーあります。
○午後2〜3時 玉川上水ライフらいんPROJECTの茶屋&目隠しで林を感じるワーク
※午後4時半〜5時半の間はリハーサルのため、お席には入れません。開場まで並んで待っていただくようになります。ご了承ください。
*はじめて幻燈会にいらっしゃる方へ(クリックしてください)イラスト地図、幻燈会推奨グッズなどをまとめたページです。
○ 天候による延期等は、当日12時までにこのブログ、twitter(@dongurins)で発表します。
○ブルーシートと椅子席を準備します。それ以外は立ち見となりますので、ご了承ください。シートや椅子をご持参くださっても結構です。
○防寒や虫の対策、行き帰りの灯りの準備をお願いします。
○お車でのご来場はご遠慮ください。
○ゴミは各自でお持ち帰りください。
賛同人募集!
第11回月夜の幻燈会の運営を支えて下さる賛同人を募集します。事前にどんぐりの会のメンバーへ、または当日受付で賛同金をお渡しください(一口500円)。幻燈会のポスターを進呈します(先着50名)。
どんぐりの会の口座もあります。(西武信用金庫小平支店 店番号028 普通114238 加入者名:どんぐりの会)
出演者プロフィール
■小林敏也(こばやし としや)
1947年静岡県焼津市生まれ。1970年東京芸術大学工芸科卒業。イラストレーションとデザインをする。文字と絵、紙と印刷にこだわりながら、青梅にアナログスタジオ山猫あとりゑを営む。画本宮澤賢治シリーズ15冊(好学社)と、他5冊の賢治本がある。かわうそ兄弟商會のサイト(http://www.kawauso.co.jp)と、絵本ナビからも一覧できます。
■鍵本景子(かぎもと けいこ)
小平育ち。10代よりテレビドラマなどに出演。近年は聴く人それぞれの中に自由な世界が広がる朗読者になることを夢見ている。林での幻燈会では大勢の方のご協力で開催できる幸せをかみしめている。
■入野智江(いりの ともえ)
劇団横浜ボートシアターで楽士・役者を経験。1994年より南インド・ケーララ州でサンスクリット古典劇「クーリヤッタム」を学び始め、日本で唯一の演者として活躍中。 南インドの打楽器の演奏やワークショップ等も行う。「アビヤナラボ」主宰。バンブーオーケストラ・ジャパンを経て、 2008年東京楽竹団の設立に参加、オリジナル竹楽器による音楽活動を行う。ホームページ http://abhilabo.web.fc2.com/
■ 植松葉子(うえまつ ようこ)
京都市生まれ。国立音楽大学卒業、東京芸術大学邦楽科別科修了。2005年まで江戸里神楽若山社中の囃子方として活動する。現在は横笛演奏者として、打楽器アンサンブル・語り・舞・琵琶など様ざまなジャンルの人々と共演している。東京楽竹団メンバー。
ホームページhttp://www.yaemon.jp/yoko-fue/
主催:どんぐりの会
ブログ:https://dongurinokai.net/
メール:e-mail:josuidonguri@gmail.com
協力:NPO法人こだいら自由遊びの会、ユーエンジニアリング(株)
機材協力:国分寺エクスペリエンス
NHK教育テレビで 『こだわり人物伝 宮沢賢治 未来圏の旅人』(全4回) はじまりました。皆さんはご覧になりましたか?私はビデオに撮って(まだブルーレイを持っていません。)しっかり拝見しました。第一回目は宗教学者の山折哲雄さんがお話しされていました。山折さんは元旦の東京新聞に作家の宮内勝典さんと「生き方」考 新春対談をされていました。
その中で宮内さんが「地球的に考え、地域的に行動する」という言葉がありますね。それを自分なりに言いかえています。「惑星的に考えながら、それぞれが自分の持ち場でベストを尽くすしかない」と。と仰っています。
「地球的に考えて、地域的に行動する」そんな言葉を私は知らなかったのですが、今やっているどんぐりの会やプレーパークの活動はまさにそうだなぁと元旦から背中を押してもらえたような嬉しい気持ちでした。
さて、賢治さんのお話に戻ります、山折さんはこだわり人物伝の中でお話しされているのですが、花巻出身で賢治さんのお家ととっても近いところで育ち、ご家族同士親交があったそうです。賢治さんは法華経から日蓮宗へいたったといわれているが、クリスチャンである斎藤宗次郎とも交流が深く、町の有力者であるお父さんが熱心な浄土真宗だったので仏教講習会を開催し講師としてたびたび訪れた暁烏敏(あけがらすはや)の身の回りのお世話を少年時にしていたそうです。いろいろな宗教に触れて実践している。そして、よき理解者である、妹トシの死から一年後に青森から北海道・樺太に旅をします。その時に挽歌(死者を偲ぶ歌)をたくさん書いている。その詩を読むと、旅で出会う景色の中に妹の魂を求めているこのような宗教感は、浄土真宗、日蓮宗、キリスト教という成立宗教よりはるかに原始的で根源的なもの、もしかすると万物すべてに命が宿っているそんな感覚で‘‘魂呼ばい‘‘(たまよばい)という原始的な宗教感情に突き上げられての旅をしていた。結局宮沢賢治の宗教経験の一番の根源的なものになっていたのは「万物に命あり」ということなのではないだろうかと仰っています。
東京新聞の対談にも山折さんは「自然との一体感再評価する時代」「宗教民族超えて多神教的寛容へ」と説いています。そして日本人は無という言葉が好き、無私、無常、つまり無の世界というのは何か奥深いものがある。セクトとか教会、寺とかを乗り越える、かなたにある理想的な世界が無というわけです。西洋人にとっては単なる虚無ニヒリズムの思想だろうが、すべてののものを包み込む一種の包容力、柔軟性みたいなものを表した言葉だと思う。とも書いてあります。
クリスマスを祝いお寺で除夜の鐘をつき初詣に行く!私もそんな日本人です(笑)もっとそのことに今年は誇りを持とう!と思います。
是非まだこの放送をご覧になっていない方は再放送をご覧くださいませ。
再放送 1月12日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)
本放送 毎週水曜Pm10:25~10:50 再放送は翌週水曜日am 5:35~am6:00
その後中村桂子(生命誌研究者)、藤原真理(チェリスト)、ロジャー・パルバース(作家、劇作家、演出家)のみなさんが賢治さんについて語られます。今後も楽しみな番組です。是非お勧めします。