8月15日のセミのぬけがら調査の結果

8月15日のセミのぬけがら調査の結果をまとめました。

合計 542個
アブラゼミ 468個(オス272 メス196)
ヒグラシ 33個(オス17 メス16)
ニイニイゼミ 21個
ツクツクボウシ 13個(オス9 メス4)
ミンミンゼミ 7個(オス5 メス2)

※ニイニイゼミのぬけがらは泥だらけで雌雄判別に手間と時間がかかるため、雌雄を見分ける作業はしていません。
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【】内に前回7月26日の調査の数字を入れています。参考までに、調査地ごとに下に2013年8月24日の数字を入れました(柵設置前で草刈りの影響がなかった年)。

調査地1(柵の影響のない調査地)計217個
アブラゼミ 8/15 171個(オス108、メス63)【7/26 4個(オス3、メス1) 】
ヒグラシ 8/15 23個(オス9、メス14)【7/26 13個(オス10、メス3)】
ニイニイゼミ 8/15 12個【7/26 22個】
ツクツクボウシ 8/15 6個(オス5、メス1)【7/26 0個】
ミンミンゼミ 8/15 5個(オス3、メス2)【7/26 0個】

〈2013年8/24 アブラゼミ139個 ヒグラシ13個 ニイニイゼミ3個 ツクツクボウシ9個 ミンミンゼミ3個 合計167個〉

調査地2(柵の設置で狭くなった調査地)計10個
アブラゼミ 8/15 1個(オス1)【7/26 0個】
ニイニイゼミ 8/15 6個【7/26 7個】
ツクツクボウシ 8/15 3個(オス3)【7/26 0個】

〈2013年8/24 アブラゼミ117個 ヒグラシ29個 ニイニイゼミ7個 ツクツクボウシ14個 ミンミンゼミ2個 合計169個〉

調査地3(柵の設置で狭くなった調査地) 計154個
アブラゼミ 8/15 148個(オス81、メス67)【7/26 9個(オス9)】
ニイニイゼミ 8/15 2個【7/26 10】
ツクツクボウシ 8/15 2個(メス2)
ミンミンゼミ 8/15 2個(オス2)

〈2013年8/24 アブラゼミ280個 ヒグラシ9個 ニイニイゼミ2個 ツクツクボウシ6個 合計297個)

◆調査地4(柵の影響のない調査地) 計161個
アブラゼミ 8/15 148個(オス82、メス66)【7/26 3個(オス3)】
ヒグラシ 8/15 10個(オス8、メス2)【7/26 1個(オス1)】
ニイニイゼミ 8/15 1個【7/26 3個】
ツクツクボウシ 8/15 2個(オス1、メス1)【7/26 0個】

〈2013年8/24はアブラゼミ108個 ヒグラシ6個 ツクツクボウシ3個 合計117個〉

 

7/26のセミぬけがら調査の結果をまとめました。

7/26のセミぬけがら調査の結果をまとめました。

7/26(日)のセミのぬけがら調査の結果
ニイニイゼミ 42
アブラゼミ 16(オス15、メス1)
ヒグラシ 14(オス11、メス3)
合計72個

次の8/15の調査では種類や数、雌雄の割合など、かなり違ってくると思います。まだ受け付けていますので、ぜひご参加ください!

昨年の調査は1回目が8/4で時期が少しずれるので、2013年7/28の結果を見てみると、全体の数がだいぶ減っているのがわかります。
ニイニイゼミ 41
アブラゼミ 48
ヒグラシ 39
ミンミンゼミ 1
合計129個

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もうちょっと細かく見てみます。

以下は2015年7/26調査の内訳です。
林の中で4つの調査地を決めて毎年調査をしています。
〈〉内は2013年7/28の調査の数字です。

調査地1(柵の影響のない調査地)計39個
ニイニイゼミ 22
ヒグラシ 13(オス10、メス3)
アブラゼミ 4(オス3、メス1)
〈2013年7/28はニイニイゼミ16、ミンミンゼミメス1、アブラゼミオス12、アブラゼミメス2 ヒグラシ4 計35個〉

◆調査地2(柵の影響がある調査地)計7個
ニイニイゼミ 7
〈2013年7/28はニイニイゼミ19、アブラゼミオス1、ヒグラシオス22、ヒグラシメス6 計48個〉

◆調査地3(柵の影響がある調査地) 計19個
ニイニイゼミ 10
アブラゼミ 9(オス9)
〈2013年7/28はニイニイゼミ5、アブラゼミオス25、ヒグラシオス3、ヒグラシメス4 計37個〉

◆調査地4(柵の影響のない調査地) 計7個
ニイニイゼミ 3
ヒグラシ1(オス1)
アブラゼミ3(オス3)
〈2013年7/28はニイニイゼミ1、アブラゼミオス8 計9個〉

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(撮影:荻窪奈緒さん)

7/26、8/15 どんぐり林のセミのぬけがら調査と羽化観察会

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今年でセミのぬけがら調査も5年目になります。たくさんのヒグラシが生まれ育つこの貴重な調査地は、道路予定地の柵で半分にされてしまい、これまで通りの調査は不可能な状態ですが、今年もひきつづき調査を行います。

自然観察指導員の方たちが、セミのぬけがらの雌雄や種類の見分け方を教えてくれますので、だれでも参加できます。ニイニイゼミのぬけがらを見つけるのはちびっこの得意分野!ぜひお子さま連れでどうぞ!羽化の観察会もあります。

今年の調査はなんと午後で、暑そう!ですが、みなさんこぞっておでかけください〜。全2回です。
7月26日(日)15時〜ぬけがら調査
8月15日(土)14時30分〜ぬけがら調査、18時30分〜羽化観察会
調査地:小平中央公園の体育館の東側の林

☆両日とも開始時間に調査地のどんぐり林に集合。体育館横の入り口を入ったあたりに集まってください。

参加費無料

 

【申込み】
先着順30名まで。
メールでjosuidonguri@gmail.com宛てに「参加者のお名前、連絡先、参加できる日、年齢(お子様)」をお知らせください。
※両日参加が基本ですが、不参加の日がある場合もご連絡ください。

セミの抜け殻しらべ市民ネット http://semigara.net/
どんぐりの会のセミぬけがら調査 https://dongurinokai.net/?page_id=2936

(写真は高野丈さん撮影の2013年夏のぬけがら調査のようす)

小平中央公園のセミぬけがら調査、今年は。。。

カナカナカナカナと鳴くヒグラシの声は玉川上水周辺ではおなじみですが、小平中央公園のどんぐり林で調査をしてみて、ここが東京都内では珍しくヒグラシの割合の多い場所であるということが分かってきました。

2009年から (財)日本自然保護協会観察 日本自然保護協会観察指導員の有志の方々を中心とした市民ボランティアによって「セミ抜け殻しらべ」が全国各地で統一的な手法で行われており、どんぐりの会はこの調査に2011年から参加しています。

セミの抜け殻しらべ市民ネット http://semigara.net

どんぐりの会のセミぬけがら調査 https://dongurinokai.net/?page_id=2936

現在。セミの抜け殻しらべ市民ネットの「セミの抜け殻しらべ2013年度報告書」(公開されている最新のデータ)によれば、2013年は全国31調査地、54サイトで調査し、総計45,995個の抜け殻を採取、鑑別しています。(調査地のある県:新潟、群馬、埼玉、神奈川、山梨、静岡、東京、大阪、兵庫)

 

2013年、小平中央公園どんぐり林の抜け殻は878個で、これは全国の調査地の総計の1.9%にあたりますが、小平中央公園で採取されたヒグラシの抜け殻は96個と全国のヒグラシのぬけがらのなんと22.6%を占めます。

また、小平中央公園での調査で、ヒグラシの抜け殻96個は全種類の10.9%にあたり、これは東京都では国分寺X山の117個11.8%に次いで多い数字です(※%が2桁になるのは都内ではこの2調査地のみ。つづく井の頭公園で12個1.3%、野川公園で3個0.1%、その他の外堀公園、葛西臨海公園、大木島公園、石神井公園、代々木公園、大泉中央公園、小石川植物園、日比谷公園、国会議事堂前公園は0個です)

今年も7月26日(日)と8月15日(土)にぬけがら調査と羽化観察会を行いますが、この調査地は現在都道予定地の柵で半分にされており、これまでと同じ条件での調査が現状では不可能です。

小平市が管理するなら柵の撤去と開放管理も検討可能と都は言い、小平市は都の所有なのだから都が管理すべきと主張しています。今年度は工事予算がついておらず、工事が始まる予定もない中で、大切な環境学習の機会を認めて欲しいと願っています。

みんなのどんぐり林マップ改訂版が届きました!

改訂版のどんぐり林マップが届きました~!11009168_493326244132866_7814366020868982678_n
アカシジミとサンコウチョウが、前からいたような顔して表紙におさまっています。
今回は、この表紙とセミのぬけがら調査のページだけの改訂です。

これから、どんぐり林で開かれるイベントで配布します。28日の樹木診断や夜のイベント3月1日のロバハウスのイベントでも配りますよ〜。