小平市住民投票情報公開裁判のこと

小平市住民投票情報公開裁判第一審は不当判決でした。実質的判断をほとんどせず、小平市の主張よりもさらに先回りしてその意図を汲み、最初に結論が決めてあったかのような形式的な判決文には怒りを感じます。

小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会の声明文「小平市住民投票情報公開裁判、不当判決。控訴します。」をお読みください。訴状や判決文、情報公開条例、施行規則も一緒にアップされています。

この件について、判決が出た日に放送されたTBSラジオ 荻上チキ・Session-22のDaily News Session(27分40秒)に、﨑山記者と國分功一郎さんが出演され、判決文に踏み込んだ報道、コメント、議論を聞くことができました。次につながるようなこういう議論が展開されるのもラジオならでは、と希望を感じました。

 

本日、小平市住民投票投票用紙の情報開示を求める訴訟の判決が出ます

本日5日午後4時より東京地裁(霞ヶ関)5階522号法廷にて、小平市住民投票投票用紙の情報開示を求める訴訟の判決が出ます(*詳細は反映させる会のブログへ)。

昨年5月に行われた小平市の都市計画道路に関する住民投票は、直前の4月に再選された市長が条例改正を提案し、市議会が可決したことで、投票率が50%に達しない場合には不成立という成立要件がつけられました。成立要件を加える条例改正は条例の根本的な変更であり、不成立を目的とする投票ボイコットを可能にしました(市長も投票ボイコットを許容する発言をしています)。このことによって、住民投票が成立するかどうかという別の争点ができてしまい、「住民の意向を確認する」という住民投票の目的は大きくゆがめられました。

この成立要件に達しなかったことで住民投票は不成立となり、投票用紙は開票されないまま保管されています。「不成立は不開票を意味する」というのが小平市の主張ですが、条例にはそのことは明記されていません。訴訟の経緯や意義については、『コダイラー通信』3号をぜひお読みになって、ご注目ください。

反映させる会のブログからご案内を転記します。

【傍聴・取材にいらっしゃる方へ】
午後4時〜判決言渡です。

傍聴席は先着順で、午後3時45分頃から入れます(※受付はありません)。5階522法廷のドア前でお待ちください。傍聴席は30席です(※司法記者クラブの所属記者の席が別に12席)。

この後、以下のように場を準備しています。
午後5時半〜 司法記者クラブにて記者会見(※一般の方は入れません)
午後6時〜 弁護士会館1002室にて判決についての説明会(※どなたでも参加できます)

ぜひ傍聴、取材にいらしてください。今日の判決とその後にぜひご注目ください。
http://jumintohyo.wordpress.com/2014/09/02/1-69/

(O)

住民投票から1年。

住民投票から1年になります。住民投票にとりくんだ小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会では、一周年記念のシンポジウムを開催、どんぐりの会の永添さんもパネリストとして参加します。ぜひご参加ください。

小平の住民投票の経験を、市民としては、実りあるものして活かしていけたらと思います。

20140621symposium_poster

投票に行きましょう!

投票に行きましょう!

とにかく、このメッセージを身近な町の中で広げたいということで、どんぐりの会有志で勝手に「投票に行こう!」ポスターを作り、まちのお店に貼っていただくことにしました。ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひおしらせください。ポスターをお持ちします。
govoteposter

また、投票に行った人にサービスしてくださるお店も募集中です。商店会などがよくやっている選挙割キャンペーンですが、賛否の議論が起こることも含め、選挙がまちの空間で話題になるきっかけになるといいなと思っています。このキャンペーンの協力店やサービスはTwitter(@GoVote2014)やブログ(https://dongurinokai.net/vote/)でご案内いたします。キャンペーン用ブログヘは、トップページ右側のバナーからも飛ぶことができます。

というわけで、投票へお出かけの際には、投票済み証明書をもらってください。
ふだんの選挙では目にしませんが、くださいと言うと発行してもらえます。これを持って、協力店へお出かけください。

選挙前になって始めたバタバタの動きですが、ポスター等にイラストレーターの市居みかさんのイラストを使わせていただけることになりました!市居さん、すてきなイラストのご提供、ありがとうございます。

住民投票以来、低投票率の選挙のたびに、Twitterで必ず「この投票率、小平の住民投票だったら開票されないよね」というコメントを見かけます。低投票率がトラウマのようになっています(笑)。ここをなんとかしたい!大事な決定にたくさんの人に参加して、自分の考えを表明してほしいと願い、じっとしていられなくなって始めました。

小平市内のお店の方、鷹の台周辺でなくても、ぜひご参加ください。よろしくお願いします!

東京新聞にシンポジウムの記事

今日12日の東京新聞朝刊に9日のシンポジウムの記事が写真入りで掲載されました。
「判断するのは市民」という大きな見出し。村上さんの、「市民を信じる。きちんと情報を提供すれば市民はきちんと判断する」というお話からですね。参加者の声も2人も掲載されていて、うれしい記事です。

記事には出ていませんが、吉野川の住民投票が可動堰の事業着手の9年後に行われたということも重要な情報だと思います。
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