2019年セミのぬけがら調査集計結果

小平中央公園の林で行う2019年のセミのぬけがら調査2回が終了しました。

暑さのため、第一回はスタッフのみで行い、第二回は調査地ごとに参加確認をしながらの調査となりましたが、子どもたちはどんどんぬけがらを見つけ、見分けられるようになっていました。暑いけど、どんぐり林の中は風が吹くので救われます。

自由研究に使うお子さんもいるようなので、ひとまず今年の集計結果をご報告します。

調査地が狭くなった2015年以降の種類別雌雄別合計をまとめてみました。調査地や調査日ごとの結果はセミのぬけがら調査のページをご覧ください。

調査の時期による雌雄の数の変化を見たくて、小平中央公園の林でこれまでに行ったセミのぬけがら調査の結果を雌雄と調査日別にまとめてみました。これまでに行ったセミのぬけがら調査の結果を雌雄と調査日別にまとめてみました。ニイニイゼミは雌雄を区別していないので、この表には入っていません。
(メスのぬけがらの数がオスより多かったところはバックを黄色にしてあります)

〈セミのぬけがら調査〉4年間の第一回調査を比較してみました

第1回の調査が終わったので、ここ4年間の第1回調査の数字を比較してみました(2015年、2016年の調査は7月末に実施)。

今年は全体にぬけがらの数が多く、特にアブラゼミが多いです。羽化の時期が早くなっているのかな〜? 第2回の調査結果が気になりますね。いっしょに調べましょう!

ヒグラシのメスはもう結構羽化していますね。昨年の調査結果でも同様の結果になっていました。

2018セミのぬけがら調査と羽化のかんさつ会

8月5日は最高気温が35度を超えたため、セミのぬけがら調査を中止しました(調査はスタッフのみで行いました)。18日も同様に対応します。

どんぐり林の
セミのぬけがら調査と羽化のかんさつ会

セミのぬけがらを集めて、種類をしらべます。
夏休みの自由研究にも!

第1回  8月5日(日)午後2時半〜 ぬけがら調査
            午後6時半〜 羽化のかんさつ会
          ※小学生は大人と一緒にご参加ください。
第2回  8月18日(土)午前9時半〜 ぬけがら調査

ところ 小平中央公園 どんぐり林(体育館の東側の林)
参加費100円(保険料込み)。高校生以下無料

☆申込みをお願いします!(先着30名)※いずれかの日のみの参加もOKです。
参加者の「①お名前、②電話番号かメールアドレス、③お子さんの場合は年齢」をメールでおしらせください。
メール:josuidonguri@gmail.com

〈もちもの〉ルーペ(あれば)。そのほか、虫よけ、のみもの、筆記用具など必要なもの

主催:どんぐりの会 https://dongurinokai.net

クリックすると拡大します。

クリックすると拡大します。小学校2年生までの漢字をつかった案内です。

2017年のセミのぬけがら調査

2017年2回目のセミのぬけがら調査を8月22日に行いました。参加者はスタッフを入れると大人17人、小学生8人、小学生以下3人の28人!熱気あふれる調査になりました。

今年の調査は、2日とも雨風の影響か地面に落ちているぬけがらが目立ちました。ニイニイゼミのぬけがらが多い傾向は他の調査地とも共通しているそうです。もわーっとした湿気の中、最後まで参加してくださったみなさん、ありがとうございました。下の写真にもみなさんの熱気が写っています!市外からのご参加や初めてご参加も多かったです。

昨年は天候のために調査を一回しか開催することができなかったので、無事に2回とも終了できてほっとしています。今年の調査結果はこのようになりました。2017セミのぬけがら調査2017セミのぬけがら2

8月15日のセミのぬけがら調査と羽化の観察会の報告(写真)

8月15日の調査は、写真より先にデータを報告するという、例年にないことになっていますが、長時間にわたる調査のほかにも、いろいろと実り多い一日でしたので、写真でご報告します。

見分け方のレクチャー。

昨年作ったつのこう箱も仕分けに活躍。泥が洗い流されたニイニイゼミのぬけがらもありました。
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渡りの途中のアサギマダラがどんぐり林で一休み。優雅で美しく、この林で会えてうれしくなりました。

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羽化の観察会の前にセミについて高野さんからレクチャー。セミの生態にはまだわからないこともたくさんあるんですね。
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(ここまでの写真:自然観察指導員の高野丈さんと荻窪奈緒さんの撮影)

明るい林の中でオオミズアオの羽化にも出くわし、美しい翅がのびるようすが見られました。そのそばには、オオミズアオのさなぎらしき大きな塊も。この林ではオオミズアオに時々出くわします。
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(撮影:山田浩さん)

夜の羽化観察会。羽化中の個体は殻から抜けてしまっていたので、探し回って、位置を決めつつある幼虫を見つけ、背中が割れるところからの翅がのびるまでの観察は長時間に及びました。みんな、「もうすぐ背中が割れるよ」「ほら、ふくらんできている」と食い入るように見つめていました。

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(撮影:どんぐりの会メンバー)