8月15日の調査は、写真より先にデータを報告するという、例年にないことになっていますが、長時間にわたる調査のほかにも、いろいろと実り多い一日でしたので、写真でご報告します。
昨年作ったつのこう箱も仕分けに活躍。泥が洗い流されたニイニイゼミのぬけがらもありました。
渡りの途中のアサギマダラがどんぐり林で一休み。優雅で美しく、この林で会えてうれしくなりました。
羽化の観察会の前にセミについて高野さんからレクチャー。セミの生態にはまだわからないこともたくさんあるんですね。
(ここまでの写真:自然観察指導員の高野丈さんと荻窪奈緒さんの撮影)
明るい林の中でオオミズアオの羽化にも出くわし、美しい翅がのびるようすが見られました。そのそばには、オオミズアオのさなぎらしき大きな塊も。この林ではオオミズアオに時々出くわします。
(撮影:山田浩さん)
夜の羽化観察会。羽化中の個体は殻から抜けてしまっていたので、探し回って、位置を決めつつある幼虫を見つけ、背中が割れるところからの翅がのびるまでの観察は長時間に及びました。みんな、「もうすぐ背中が割れるよ」「ほら、ふくらんできている」と食い入るように見つめていました。
(撮影:どんぐりの会メンバー)