1月17日(土)のどんぐり林の冬鳥調査&観察会、アカゲラに会えました!

林の柵のことで対応に追われ、すっかり報告が遅くなりましたが、1月17日(土)、ちむくいと共催でどんぐり林の冬鳥調査&観察会を開催しました。自然観察指導員の方たちの指導のもとに、どんぐり林(小平中央公園体育館東側の林)と玉川上水沿いの5つの調査定点で行うスポットセンサスです。

今回の調査は、事前にチラシを作成せず、口コミとネットでのお知らせだけになってしまったのですが、いつもよりもたくさんの方がご参加くださって、にぎやかな観察会となりました。

はじめはぽかぽかしていたのが、途中から強い北風が吹きました。そのせいか、冬鳥にはあまり出会えませんでしたが、アカゲラに何度も出会うことができて、感激しました。

このあたりをモニタリングしていらっしゃる大出水さんは、昨秋からアカゲラを確認されているとのことで、アカゲラがこの地域で越冬していることがわかりました。調査を一時中断して、アカゲラの後をぞろぞろと追いかけ、ゆっくり観察する時間を持つことができました。都営住宅側の日向には、モズがしっぽを振るかわいい姿も見えました。

前日に、林内に2月から柵を設置するという看板が立てられ、重苦しい気持ちでいましたが、遠くの枝に鳥の姿を探す観察会に救われた思いでした。

後日、玉川上水オープンギャラリーの鈴木さんから、玉川上水の藪が伐採され、カワセミやエナガが巣を作る数が減っている、ウグイスも減っているというお話を聞きました。いきものの生活はつながりあっています。環境の大きな改変がもたらす影響の大きさを思うと、とても心配です。

どんぐりの会は、今後も鳥類調査、セミのぬけがら調査、幻燈会などの活動を続けていきます。できるかぎりこれまでどおり続けられるように市や都に働きかけていきますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします。

(調査結果はあらためて報告します。)

(撮影:モズの写真以外 高野丈、モズの写真 山田浩)

今年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。

どんぐりの会は、1月4日の史跡玉川上水保全署名の署名集めから活動開始です。
1月の史跡玉川上水保全署名のスケジュールは、以下のように決まっています。ご関心をお持ちの方、ぜひ一緒に集めてください!
○1月4日(日)10時半-11時半 玉川上水遊歩道兎橋周辺
○1月11日(日)13時-14時半 玉川上水遊歩道玉川上水オープンギャラリー周辺
○1月15日(木)14時-15時 玉川上水遊歩道上水公園周辺
☆この署名についての詳細は>みどりのつながり市民会議の史跡玉川上水保全署名のページへ

1月17日(土)にはどんぐり林と玉川上水周辺で冬鳥調査を行います。ご参加希望の方は、申込みをお願いします。
☆詳細はこちらのページへ>1月17日(土)にどんぐり林の冬鳥調査を行います
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寒い季節でどんぐり林のスケジュールが少なめになっていますが、今年3−4月には、こちらで把握しているだけでも、別々の方たちが3つのイベントを企画されています。暮らしのすぐそばにある林の休息の場としての価値に加え、次々におもしろいことが企画されてくるのも、この林のすごいところです。どんぐりの会も初夏には幻燈会を開催したいと思っています。ひきつづき、どうぞ応援よろしくお願いいたします。

1月17日(土)にどんぐり林の冬鳥調査を行います

寒い時期ですが、どんぐり林と玉川上水沿いで冬鳥の観察・調査を開催します。冬鳥調査は4年目。観察よりも調査がメインです。防寒対策をお願いします!

とき:2015年1月17日(土)午前9時半〜11時半
☆9時半 小平市民総合体育館入り口前に集合
(小平中央公園周辺で、決まっているエリアで、冬鳥調査を行います)

指導・案内:高野丈(井の頭バードリサーチ、NACS-J自然観察指導員)
もちもの:双眼鏡(あれば)、筆記具、帽子
参加費無料、要申込み
雨天決行

申込み:先着順(定員:大人と子ども合わせて30名)
以下の連絡先へ、お名前、ご住所、電話番号、年齢をお知らせください。(保険に加入の為。保険はどんぐりの会が負担します。)双眼鏡をお持ちでない方、貸し出し希望の場合はお知らせください(台数に限りがあります)。
メール:josuidonguri@gmail.com(どんぐりの会)

どんぐりの会、ちいさな虫や草やいきものたちを支える会共催

1002210_583877601695850_147799327_n昨年は2月開催で雪の日でした!静かで明るく、鳥の動きがじっくり観察できました。

小平中央公園どんぐり林

真ん中下あたりにある体育館の南側で集合です。

2014.2.9鳥類調査報告

2月9日(日)の鳥類調査報告を高野丈さんがまとめてくださいました。調査結果については、以下のようにまとめられています。

a. 調査定点5ヵ所の内、2ヵ所で冬鳥(ツグミ、ビンズイ、モズ、ジョウビタキ)を確認。小平中央公園は冬鳥が越冬、あるいは立ち寄って休息する越冬地・中継地であることを示している。
b. 今季は冬鳥が少なく、前季確認したヒガラやキクイタダキを確認できなかった。
c. 初めて、調査中に猛禽類2種(オオタカ、ツミ)を確認。
d. 留鳥の大きな混群(シジュウカラ、メジロ、コゲラ、エナガ、ウグイス)を確認。
e. 当地の環境を評価するには調査回数・頻度を増やし、数年間のモニタリングなどの追加調査をすることが必要。

※この報告書は以下よりダウンロードできます。
2月9日小平中央公園鳥類調査報告書

2月9日小平中央公園鳥類調査報告書2月9日小平中央公園鳥類調査報告書2

白銀の冬鳥調査

2月9日(日)は冬鳥調査の日でした。都知事選の日でもあり、この大雪で投票率が気になるコダイラーとしては、大変気が重い日でした。でも、この調査観察会に参加して、心の平安を保つことができました! 自然観察指導員の高野さん、大出水さんありがとうございました。

初めは常連のシジュウカラやハシブトガラス、ドバト、ヒヨドリ達にしか、今日は会えないのかな?と思いましたが、なんとなんと15種類位の鳥たちに出会うことができました。下の写真は林の中で、カワラヒワの群れを観ているところです。

鳥観林

いつもながら、高野さんの「今、○○の声がした」「あそこに○○がいる」という観察力には本当に驚きます。毎日井の頭で観察している達人です。毎回参加していても、なかなか鳥の鳴き声で判断できなかったり、双眼鏡も上手く使えないことが多いのですが、やっと、「あそこ!」と言われたところに双眼鏡が向けられ、鳥の姿を確認できるようになってきました。

シジュウカラやメジロ、エナガの混群に出会えて、エナガのかわいらしかったこと! 薄いもも色の毛がふわっとしていて、愛らしかったです! 観察の帰り道、高野さんがエナガの悲鳴がする方向を教えてくれると、玉川上水の樹冠からオオタカがひらっと西へ飛翔してゆきました。

白銀の中、お天道様が暖かく、今回初のビンズイ、モズ、ジョウビタキ、オオタカに出会え、大満足の調査観察会になりました。商店街のポスターを見てこの会に初めて参加して下さった方もいらして、大変嬉しかったです。みなさん、どうぞお気軽に次回の夏鳥調査観察会にいらして下さい。身近な自然の豊かさを知り、心が温まる日になりました。

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(写真:高野 丈)