COVID-19の感染が拡大している状況のため、冬鳥調査に引き続き、人数を限って夏鳥調査を行いました。わさわさと葉が生い茂って、鳥には過ごしやすいのか、たくさんの鳥に遭遇できました。夏鳥としては、キビタキとセンダイムシクイに会えました。
2021年5月4日 全観察種13種
留鳥 11種
エナガ、オナガ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ヤマガラ
夏鳥 2種
キビタキ、センダイムシクイ
どんぐり林で、黄色い胸元が美しいキビタキをみんなで観察することができました。一声であたりをパラダイスにする歌声にうっとり。センダイムシクイも来ていて、うれしいです(高野さんの写真で姿を見ることができました)!
ハシボソガラスの幼鳥を、スコープでゆっくり観察できました。四羽一斉に同じ方向を向いて、親鳥が餌を持って帰って来るのを待つ姿はとても愛らしかったです。ハシボソガラスだから、このように近くで観察できたそうです。ハシブトガラスだったら親鳥に警戒されて、ゆっくり観察できないとのこと。もうすっかり体が大きいヒナたち。親鳥が近づくと、肉眼でも開いた赤い口が見えました。
私たちが望遠鏡で観察していると、道ゆく方たちも自転車をわざわざ止めて「何?何?」と声をかけてくれました。「是非、望遠鏡をのぞいてカラスをご覧下さい」とこちらも声をかけ、皆さんうれしそうにのぞいて行かれました。
玉川上水緑道でも、「何見てるの?」と聞かれて「夏鳥ですよ」と答えると、「ヤマガラがこの辺いるよね。キンランも今咲いてるね」とお話ししてくれたり、今回は道ゆく方々とのコミュニケーションがいつもより多かったです。コロナ禍でも玉川上水や、林の緑豊かなこの土地のお陰で、何とかバランスを保って日々を過ごせているなぁと感じています。
どんぐり林はすっかり緑で覆われていました。いつものように観察会を開催できる日を心待ちにしています。
どんぐりの会のこれまでの鳥類調査はこちらのページにまとめています。